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建築用語は難しいものが多く、一般の方にはわかりにくいものです。そこで建築用語の辞典を作りました。家づくりのご参考にしてください。
 

り る れ ろ を ん

 
【あ行】

・相欠き(あいかき)

木と木をつなぎ合わせる方法のひとつ。つなぎ合わせる相互の部材に同じ形状の欠き込みをいれて、合体させる。
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・相の間(あいのま)

連続した三つの部屋の真ん中にある小部屋のこと。部屋と部屋の間にあって、緩衝帯の役割をする。襖や障子を開けると広い空間となる。
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・上がり框(あがりかまち)
床に段差のある場所で、上がる床の端に付けられる横材。損傷がはげしいため、ケヤキやサクラなどの堅い木が使われる。段差は200mm程度が多いが、安全のためには180mm以下という指針がある。
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・網代張り(あじろばり)
板や竹による床、壁、天井の仕上げ方法。細く薄く長く削ったスギやヒノキの板、あるいは竹などを、網のように編んで面をつくったもの。垣根などの仕上げにも見られる。
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・雨押え(あまおさえ)
外壁を流れる雨水が建物内部に入らないように取り付ける板材。外壁から屋根が出る場所、外壁上部の塗り壁から下部の板壁に変わる変わり目などに、3/10程度の勾配でつけられる。
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・雨仕舞い(あまじまい)
家の内部に雨が入らないように処理をすること。雨水の流れを外部に誘導する板や、雨水の流れを止める水切り目地などを要所要所に施して、建物内部に雨水が入らないようにする。
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・荒壁(あらかべ)
土壁の下塗り段階をいう。一般的な土壁仕上げはこれに中塗り、上塗りをして仕上げとなる。「粗壁」とも書く。
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・蟻継ぎ(ありつぎ)
角材と角材を接合させる方法。相対する二つの部材の接合部に細工した台形の凹凸の形状が、合体して一体となる。材の長さを足すための接合である継手のひとつ。蟻継ぎがもっとも簡単で、さらに細工を加えた腰掛け蟻継ぎがある。
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・合わせ梁(あわせばり)
2本の材を並べてボルトなどで締めつけて一体化し、1本の梁の役割をするもの。太い木材によらず、小さい木材で対処しようということから考えられたもの。
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【い行】

・家構え(いえがまえ)
敷地内の建物の向き、庭などの配置の方法、家づくりの様を指す。周辺環境や気候風土に対しての備えをした家のつくり方。門や玄関、屋根の型などに格式を持った家のつくり。門構え、屋敷構えなどの言葉もある。
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・犬走り(いぬばしり)
建物の軒下や外壁の周囲を砂利やコンクリートなどで固めたもの。雨水の跳ね返りから建物の裾を守る目的で軒の出によって変わるが、約60cmの幅で固められる。建物の裾をひきしめる効果もある。コンクリート、れんが、小石、石板などの材料が使われる。京風の町屋では表の軒下の犬走りに、竹を割って薄く削いだものを放射線状に加工して並べた犬矢来が置かれる。
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【う行】

・請負(うけおい)
民法上で規定される契約の一種。施工者が施主の発注する住宅工事の完成を約束し、施主がその結果に対して報酬を与える約束をすること。請け負った仕事をそのまま下請け業者等に受け流すことを「丸投げ」という。発注者(施主)に無断で行なわれれば建築業法上の違反となるので、注意が必要。
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・卯立(うだつ)
防火のためにつけられた塗り壁。連続する隣家との境の壁を屋根よりも高くしたものが本来の姿である。2階の窓の脇につけられた脇卯立や軒先から出された塗り壁の軒卯立などさまざまな形がある。屋根の上の煙出しに付いた小屋根を卯立ということもある。「卯建」「宇立」とも表記されている。また、棟木を支えている短い柱(うだち)を意味する場合もある。
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・内法(うちのり)
相対する壁と壁、あるいは部材と部材の間の距離であるが、特に各部屋で障子・襖が入る開口部の高さを指す場合がある。内法回りと呼んで室内で統一され、1730mmまたは1760mmが標準である。現場では、鴨居そのものを内法ということもある。
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【え行】

・縁甲板(えんこういた)
和風住宅の主に縁側や廊下に用いられる床材。厚さは15〜18mm、幅90〜120mm、長さは3600〜4000mm程度の、ヒノキやマツなどの針葉樹林が使われる。本実はぎなどによって堅く締まった床が1枚の板のようにできあがる。
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・縁座敷(えんざしき)
座敷と外部の間にある畳敷きの廊下。雨戸、ガラス戸、障子を閉めると、外気の冷気を座敷から隔てる効果があり、夏向きの家の欠点を補う。
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【お行】

・大壁(おおかべ)
壁の骨組みをつくる方法のひとつ。壁の仕上げ材で柱と梁を覆い隠す。壁の骨組みは見えないので、壁内の結露には十分な注意が必要である。大きな壁面で室内が構成されることから、純和風とは異なった、すっきりした洋風の雰囲気を作り出す効果がある。
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・大津壁(おおつかべ)
滋賀や京都地方で産出する黄色系の壁土に消石灰と麻スサを混ぜあわせたものを、鏝で押さえながら塗る。平滑な仕上がりが特徴。色調により、黄大津、茶大津、泥大津、鼠(ねずみ)大津などがある。
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・大引(おおびき)
木造建物の最下階の床構造を構成する角材。床板を受ける平材(根太)を支える100mm程度の横架材で、最下階の床を支える垂直材(床束)によって支えられている。
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・お神楽(おかぐら)
2階に増築する方法を意味する俗語。平屋建てに2階部分を建て増す工事のことをいう。
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・納まり(おさまり)
部材の組み合わせ方。各部分で、それを構成する材料が、技術、寸法、性能において、過不足なく仕上がっている状態を、納まりがよいという。
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・押縁(おしぶち)
板や合板、ガラスなどの板状の継ぎ目を、押さえて留める細くて長い材料。木製、金属製、プラスチック製のものがある。
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・追掛け大栓継ぎ(おっかけだいせんつぎ)
角材と角材を継ぎ足して接合する方法。相対する部材の接合面に勾配と段差をつけ、合体させたものに、さらに側面から木片を貫通させて埋め込む方法。木片の代わりに金属ボルトが使われることもある。角材の断面が比較的大きな部材で使われる。
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【か行】

・外構工事(がいこうこうじ)
敷地内の建物外部の工事。門や塀・石垣、植え込み・盛土・建物周辺の犬走り・沓脱ぎ石、そして駐車スペースやサービスヤードなどの工事が含まれる。
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・階段(かいだん)
踏み板(段板)をささら桁(側桁)で支える。段端から段端までの距離を踏み面、蹴込み板の高さを蹴上げという。上がりやすい階段の購買は、45度以下。このとき踏み面は21cm、蹴上げは22cm程度で、蹴上げの2倍+踏み面の数値が60〜65cmの間の階段が上がりやすい。1本の直線状に上がる直階段、途中で直角に曲がって上がる矩折り(かねおり)階段。途中から折り返しに曲がって上がる回り階段などがある。
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・駆け込み天井(かけこみてんじょう)
屋根の勾配に沿って傾斜した部分がそのままの形で天井となっているもの。縁側や庭に連続する部屋の天井が、そのまま延長して縁側や庭の軒先に続く。格式ある和室には用いないが、茶席や中2階などで部屋の用途によっては効果を発揮する。「掛け込み天井」とも書く。
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・笠木(かさぎ)
塀や手すりなどの頂部にかぶせられる仕上げ材のこと。頂部の保護と雨水の壁体内部への侵入を防ぐ役割がある。板状の木のほか、金属などが使われる。
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・仮設工事(かせつこうじ)
建物本体の工事が始まる前の準備作業。敷地現場の仮囲い、材料置場・作業スペース、高いところの工事のための足場の組立などの作業がある。
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・矩計図(かねばかりず)
建物の垂直方向の各部の高さを示す図。土台、床面、建具の内法、天井面、軒先、軒などの高さ寸法が、建物外壁部分の断面図に記される。
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・鎌継ぎ(かまつぎ)
角材と角材を接合して1本の長い角材にする方法。接合面を長くして、引き抜きにも耐えられるような対称形に細工する。さらに接合部に段差をつける細工をすると、腰掛け鎌継ぎになる。
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・鴨居(かもい)
和風建築などの開口部の上部に付けられた水平材。引違い戸などの建具を立てるために、通常、溝が彫られる。溝がないものを無目という。また、鴨居と合わせて付けられたものを付け鴨居と呼ぶ。小壁に付けられる欄間鴨居のほか、指し鴨居、一筋鴨居などがある。
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・ガラリ(がらり)
幅の薄い板を一定の間隔を保ち、平行に並べて取り付けたもの。壁面または建具に取り付けて、直射日光の緩和、雨の吹込み、視線の遮断、通風・換気に役立てるために、浴室の換気口や雨戸などに用いられる。ガラリを組み込んだ建具は、よろい戸・ガラリ戸・しころ戸・ルーバーなどとも呼ばれる。
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【き行】

・器具表(きぐひょう)
取り付ける器具の種類、性能、大きさ、個数、メーカーなどを示した表。ガスや水道関係の器具、浴槽や便器などについて器具ごとに記載される。設計図書の一部に含まれる。
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・規矩術(きくじゅつ)
材料を加工するために、材木に製作寸法を墨で写し出す作図に用いられる日本古来の技術。規矩とは規矩準縄(きくじゅんじょう)からでた言葉で、規は円、矩は直角、準は水平、縄は垂直を正すことを意味している。大工職人に伝統的に伝えられている。
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・基礎(きそ)
建物の最下部にあって、建物の重さを地盤に伝え、建物と地盤を固定するもの。地盤が1u当たり5トン以上の重力に耐えられる場合は、鉄筋コンクリートの布基礎にする。通常、外周の基礎は布基礎とし、内部は柱の下だけに独立基礎を置く。弱い地盤では、建物の下部全面を基礎としてコンクリートの底面をつくるベタ基礎とする。これは、地中からの湿気を遮断する効果もあり、最近の一般的な住宅では多く採用されている。
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・木取り(きどり)
原木の丸太から、むだなく角材・板材などに取り分ける製材作業をいう。角材には断面が正方形のものと長方形のものがあり、板材には厚板・斜面板・耳付き板などがある。木取りをする職人のことを木挽き大工というが、現在は多くが機械化されている。
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・木拾い(きびろい)
設計図から、工事に必要とされる木材を読み取り、寄せ集める作業をいう。素材を吟味して適材を調達する重要な仕事である。設計者、大工工事の責任者、それに依頼主が加わって選択することもある。
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・経師(きょうじ)
襖や壁紙、壁布、屏風の紙張りをする職人のこと。襖では細木の骨組みに何枚も下張りを重ね上張りの紙を張る。湿度変化の激しい日本の気候では高度な職人技芸となっている。表具師ともいう。
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・京づくり(きょうづくり)
伝統的な京都の家の手法を使った家づくりをいう。細かい格子のはまった窓や、漆喰で塗り込んだ2階の格子窓、洗練された細かい部材の組み合わせ、通りに面して置いた犬矢来や上げ下げ式の縁台などが特色である。日本各地にある京都ゆかりのある地は小京都と呼ばれ、このようなつくりの家が並ぶ。
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・京間(きょうま)
長辺6尺3寸、短辺3尺1寸5分の畳を基準とした部屋。建物の基準となる寸法を規格寸法の畳をもとに決める。この方法により、どこの家でも同じ畳が使えるようになることから、畳が貴重品で上流階級にしか使えなかった時代には、畳を使い回すことができた。この方法を畳割り法という。関東の田舎間(畳寸法5尺8寸×2尺9寸)に対する言葉。
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・局地風(きょくちふう)
その土地だけに吹く強風。風に対する建物の備えは季節風だけではなく、地形による土地固有の風に対しても対策が必要となる。この風には北部日本海側のタマカゼ、東北地方のヤマセ、北関東のカラッ風、紀伊半島のイナザ、瀬戸内海のワイダなど、各地固有の名前をもつところもある。
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・切妻(きりづま)
屋根の側面の端を垂直に切り落とした型。頂上から二方向に下る単純な屋根型であるが、頂上の両端での風や雨を防ぐために、板を打つ、塗り込めるなどの処理をする。
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・霧除け(きりよけ)
小さな開口部に雨がかからないように板を開講上部に取り付けただけの簡単な庇をいう。この庇は日差しをさえぎる役割より、外壁を流れてくる水が、窓や出入口から屋内に入らないようにする役割のほうが大きい。霧除け庇ともいう。
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・木割(きわり)
柱の寸法を基準として各部材の寸法を比例計算で決める寸法体系をいう。江戸時代から伝えられている。たとえば、8畳の部屋で、柱の表面の幅が110mmの場合、天井高2450mm、鴨居の幅97mm、鴨居の見付け33mm、回り縁48×50mmなどという規格がある。
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【く行】

・草葺き(くさぶき)
地元で採れる長い管状の植物を屋根材とした建物。伝統的日本の民家の屋根である。水辺に生える葺(ヨシともいう)、山にある茅(ススキのこと)、平地の稲や麦のワラなどさまざまな草が屋根葺き材料となる。屋根の形は寄棟が全国的に見られるが、一部入母屋の地方がある。水はけのためには急勾配にする。十数年で手入れ作業が必要となる。
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・管柱(くだばしら)
1階、2階それぞれの階ごとに付けられる柱。1辺105mm(3寸5分)角の材が一般的。部屋の四隅、開口部の両脇、間仕切り壁の両脇などに建てられる。1階と2階で柱の位置がずれてもよい。
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・組子(くみこ)
格子窓や障子・欄間などで縦横に組み合わされた小さな桟のこと。紙などを張りつける場所であり、意匠ともなる。
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【け行】

・桁行き梁(けたゆきばり)
屋根の骨組みの一つで、長辺方向に架け渡された太い丸太材。マツなどが使われ、短辺方向の丸太材と十文字になって、重い屋根の架構を支える。地棟梁、中引き梁、牛梁などとも呼ばれている。
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・結露(けつろ)

室内の空気中に含まれている水分量が飽和状態になり、余分な水分が室温より低い温度の窓や壁の表面で水滴となって付く現象。壁の内部、天井裏にも結露する。これは木材腐食の原因となる。隙間風を防ぎ気密性を高めた室内では、結露がおきやすい。結露を防ぐためには、ペアガラスなどを使って窓の断熱性能を上げたり、外断熱にするなどの方法がある。

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・化粧(けしょう)

建物の中で、直接目に触れる部分、部材に施される仕上げ加工。目に触れる部分、あるいは部材そのものを指す場合もある。木材であれば、カンナがけをして美しい木目を表出する。また、仕上げ加工された材を目に見える部分に使うことなどを意味している。天井を張らずに垂木などが直接仕上げとなるものが化粧天井裏、内外壁の仕上げにそのまま使用する材が化粧材である。
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・下屋(げや)

建物の主要な部分、母屋(おもや)に、継ぎ足された屋根部分や部屋をいう。母屋の屋根部分より一段低く、縁側や便所、浴室などの付属的な場所となることが多い。
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・螻羽(けらば)
切妻屋根の妻側の縁端部をいう。妻壁から突き出た部分を螻羽の出またはそば軒といい、この箇所で用いられる垂木を螻羽垂木、瓦を螻羽瓦という。
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・建築基準法(けんちくきじゅんほう)
建物を建てるにあたって、守らなければならない最低基準を定めた法律。建築物の用途、敷地、構造、設備などについて、細かく決められている。このほか、住宅に関連する法律に、都市計画法、民法がある。
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・建築士(けんちくし)
設計および工事監理を行うことのできる、法律で定められた資格。木造建築士は小規模な木造建築2階建て300u以下、これを越える規模あるいは3階建ての木造建築は1級建築士または2級建築士と定められている。
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・建蔽率(けんぺいりつ)
敷地面積に対する建物面積(建て坪)の割合。最高90%から、環境保全のために規制がかけられた30%程度の地域までがある。住宅地では30〜60%程度となっている。
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【こ行】

・格子窓(こうしまど)
外側に細い角材や板の桟を縦横に並べた窓。意匠はいろいろある。外部から内部は透視しにくいが、内部からは外がみえる。防犯の効果もある。堅桟を細かくならべたものは千本格子、いわゆる京格子で、出窓などに使われている。長い桟と短い桟を組み合わせたものは親子格子という。
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・工程表(こうていひょう)
着工から竣工までを各工事種別に、作業量を日数に換算して示した表。工事の時期、敷地や周辺の状況、作業の難易度やコストなどの条件を考慮して、より早く、より良く、より安く完了するための工程であることが求められる。
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・構造材(こうぞうざい)
屋根や床を支える役割をしている部材。長くて大きな直径の用材が得やすく、加工しやすいことから針葉樹林が多く用いられている。真壁構造では、この材がそのまま木肌を表して仕上げ材ともなる。
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・腰(こし)
垂直方向の上下で仕上げが異なる場合の下半部分のこと。ガラス戸の下部にはめられた板を腰板、外壁の中間より下の壁を腰壁、そこに板や紙などを張ることを腰張りなどという。
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・小間(こま)  4畳半から1畳台目までの広さの部屋をいう。台目とは畳の長辺が普通の畳より4分の1短い畳をいう。この台目畳と標準の1枚の畳を敷いた部屋が1畳台目で茶室などにみられる。
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・小舞い壁(こまいかべ)
柱と柱の間に板を上下に渡し、その間に細い竹を麻などの縄で縦横に編む。これに表と裏から土を下塗り、中塗り、上塗りと塗り重ねる。木と土の肌合いで構成する和風の壁仕上げの伝統的方法である。
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・小間返し(こまがえし)
部材の配列を決める手法のひとつ。部材の表に見える幅の寸法と同じ寸法の間隔を開けて並べていく。垂木、格子などにみられる。京風の小間返し格子では細い格子がくり返し並び、わずかな隙間から光が入り、独特な風情をかもしだしている。
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・込み栓(こみせん)
骨組みとなる角材をつなぎ合わせるとき、接合部分の補強のために、つなぎ合わせた木材と木材が一体となるように二つの部材を貫通させて埋め込む堅い木片のこと。埋め込まれる木片は、先が細くなるように加工され、木片の頭を出しておく。木材の乾燥で隙間ができると、この木片をさらに打ち込んで補強する。
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・小屋組(こやぐみ)
屋根の骨組みのこと。日本の伝統的な骨組みを和小屋という。建物の軒の高さを底辺として、屋根の傾斜に沿って角材をいくつも垂直に立ち上げ、その頂部に横架材を渡して骨組みをつくる。屋根勾配が急な場合、小屋束を連結したり、桁方向の真束に筋かいを入れる場合もある。洋小屋は、斜め材をいれて三角形で屋根面を支えることを基本にした骨組みをいう。
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・小屋裏(こやうら)
屋根面の下にある屋根を支える骨組みの部分をいう。屋根裏のこと。天井を張って室内からは見えないようにする場合と、骨組みをあえて見せる場合がある。
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【さ行】

・在来木造工法(ざいらいもくぞうこうほう)
近代産業による新しい工法の以前から、日本で行われてきた木造建築の建て方をいう。木材を組んでいく工法であるが、江戸時代以前から存在するこの工法の古民家や社寺建築は伝統構法とされて、現在の木造工法とは区別されている。
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・竿縁(さおぶち)
天井板を下から支える細い部材の総称。天井板とは直角に配置される。25×30mm程度の角材で、面取りをする。中央部は天井裏から吊る。1間の間に3本、つまり450mm間隔に置かれるが、部屋の広さと調和からいくつかのパターンがある。天井板の間に隙間ができやすく気密性に欠ける。
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・左官(さかん)
漆喰壁や土壁などの塗り壁や、三和土を施工する職人のこと。江戸時代から続く呼称。その仕事自体を指すこともある。鏝で仕上げた漆喰の浮き彫りを鏝絵という。左官工事、左官材料などの言葉がある。
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・指金(さしがね)
直角や勾配を出したり、換算計算したりする時に使う大工道具。曲尺(かねじゃく)ともいう。長さのほか円周率や平方根の数字が刻まれており、部材加工のときの必需品である。鋼鉄か真鍮製で、本来は尺貫法の道具であるが、現在はメートル法に直して使っている。
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・雑工事(ざつこうじ)
建築工事の分類の1項目。家具類、台所や浴室の器具や備品の取り付け、カーテンやブラインド、そして外部の雨樋や工事現場の後かたづけなどの工事が含まれる。
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・サッシュ(さっしゅ)
工場生産されたアルミやスチールなどの、金属製の建具を指すことが多い。本来は扉や戸の構成部材、サッシュバー。金属製は気密性が高く、腐らないため、外部のガラス戸や窓に使われる。木製サッシュもある。サッシともいう。
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・3尺モジュール(さんじゃくもじゅーる)
尺貫法の寸法による木造の柱配置の基準寸法。1尺は約303mmに相当。3尺は約910mm、いわゆる半間である。畳の寸法も3尺×6尺として間取りを考えることから、3尺という寸法は日本の住宅の基本単位となってきた。そこで住宅各部の寸法もこの単位が各所にみられる。
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【し行】

・仕上表(しあげひょう)
外部および内部の仕上げを整理した一覧表。外部仕上表には、屋根・軒・外壁などについて記入、内部仕上表には、床・壁・天井などについて、材料とその寸法などが記される。これにより建物の仕上げの程度が全体的に把握できる。
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・地板(じいた)
室内に床と同じレベルで敷かれた板。畳敷き部屋で窓際や壁際に敷かれる。床の間の脇に敷かれることもある。
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・敷居(しきい)
戸や障子などをはめ込んだ上下左右の枠の下端の横木のこと。溝が掘られるか、レールがつけられる。戸が滑りやすくかつ損傷に耐え、削るなどして微妙な木の狂いの調整ができるようにする。念の入った仕事では、溝を掘り、そこにさらに堅い木の薄い板(埋木)を埋める。
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・式台(しきだい)
玄関の土間から床に上がるところで、一段広い板を置いて上がりやすくした台のこと。床と玄関土間の段差が少ない場合は必要ないが、道路から玄関までの距離が短い場合など、アプローチで段差が解消できずこのような台が必要となる。高齢者の安全のためには、台の幅は500mm以上、奥行きは400mm以上が必要で、手すりが付けられることもある。下部を履物入れにする場合もある。古くは正式の出入り口の屋外部分に付けられ、駕篭(かご)着き場所に使われた。さらに、沓脱ぎ石を備える場合もある。
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・地業(じぎょう)
建物の重さに耐えられる基礎をつくるためになされる、地盤面工作の作業をいう。平地では基礎をつくるために地盤を補強する作業がある。斜面や凹凸のある場所では、地盤調整をする。敷地地盤では地盤改良が必要である。いずれも地固めをする作業となる。「地形」とも書く。
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・軸組(じくぐみ)
木造住宅を構成する床・壁・屋根の骨組みのうち、壁を構成し屋根を支える骨組みをいう。土台・通し柱・管柱・胴差・軒桁・梁が主要部材で、補強のために間柱、筋かい、火打ちが入る。
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・仕口(しぐち)
二つの部材を直角または斜めに組み合わせるときの接合方法の総称。3方向から力がかかるため強固にする必要があり、複雑な細工の組み方が伝承されている。蟻落とし、大入れ、渡り腮(わたりあご)、襟輪(えりわ)などがある。
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・下拵え(したごしらえ)
建設現場で部材を組み立てる前の準備段階で、木材を現場ですぐに使える状態に加工する作業をいう。柱や土台などの構造部材の加工がもっとも重要で仕事量も多い。長さの調整から、接合部分の木と木が合体する形状加工まで、伝統的技術を踏まえた高度な作業もある。精度が高いほど現場での作業が少なくなる。
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・下地(したじ)
仕上げ材の下部にある素地や構成部材をいう。畳床の下地は、丸田から精製したままの板や耐水合板。壁板は杉の小幅板や細い角材。塗り壁は、金属製の網や下地用に加工された板。天井は、形や仕上げの材料によって下地を構成する部材が異なる。瓦屋根下地は、板やアスファルトなどを用いる。
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・下地窓(したじまど)
土壁の一部を塗り残して開けられた窓。格子状に組まれた細竹や枝木による小舞い壁を、その窓の部分だけ土を塗らずに露出させているもの。土を塗る前段階の壁の骨組みを表したもので、茶室などに見られ、飾らない粗野な雰囲気を出す。障子をはめていないものもある。掻きさし窓塗り残し窓ともいう。
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・下見板張り(したみいたばり)
板を横に張る壁仕上げで、張る板の下側が外部に見えるように重ねていく方法。下の方から順に、板の上端にその上部の板の下端が重なるように、柱に直接打ち付けていく。板の重なり具合で、押縁下見、ささら子下見、よろい下見(南京下見)、箱目地したみ(ドイツ下見)などの工法がある。
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・漆喰(しっくい)
白い塗り壁をつくる材料。石灰石からつくった白い粉に藁スサなどを混ぜて土壁の上から仕上げに塗る。耐久性、防火性に富む。武家屋敷や民家の蔵などに昔から使われた。建築材料としては、土佐の漆喰が有名。
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・地窓(じまど)
床と連続した平面に敷居がある小さな窓。一般には窓の幅よりも低い高さとなる。そこから外部に掃き出すことができることから吐き出し窓の名前もある。夏には床を伝う風を入れる通気窓の役割をする。天井に開けられた明かりとりの窓は天窓といわれ、地窓と対比する。酒蔵の土間面に付けられた窓なども地窓と呼ばれる。
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・尺貫法(しゃっかんほう)
日本古来の度量衡法。今でも在来工法の住宅では長さの寸法体系として尺・間を単位として使われることがある。1959年に計量法が制定されたのを機に、正式な文書には使用できなくなった。尺は長さの単位。貫は重さ(質量)の単位。
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・聚楽壁(じゅらくかべ)
伝統的な土壁仕上げのひとつ。京都、大阪地方で出土する、砂粒を含まない、黄褐色、薄茶色の粘着度の高い壁土で仕上げる。桃山時代から使われていて、京都で豊臣秀吉が建てた聚楽第付近の土といわれているところから、この名を使う。京壁のひとつ。聚楽壁の色をした繊維質の壁材もある。
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・書院(しょいん)
座敷と床の間と縁側の間につくられた、書籍を読むための明かりとりの窓を平書院、縁側にはみ出して窓と書物や筆などを置く棚があるものを付け書院という。古くは武家屋敷で儀式用の1室となったものがある。寺院では高僧の思索の場所でもあった。書院のある場所から、表書院、奥書院の名もある。
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・書院造り(しょいんづくり)
伝統的な格式ある和風の形式。中世に完成した武家住宅の様式。角柱を使い畳敷きで、部屋と部屋の間は襖または障子で仕切られる。主室には座敷飾りがなされる。民家で大屋根を付け、このような様式をもつものを、書院風民家という。近代では和風住宅の様式の主流となった。
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・省エネルギー住宅(しょうエネルギーじゅうたく)
冷暖房エネルギーの削減を目標とした住宅。断熱性能の向上、室内の気密化、計画換気により、室内外の温度差があるとき、家全体から逃げ出す熱量を少なくする。太陽エネルギー利用率30%以上のパッシブソーラー型などがある。
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・障子(しょうじ)
室内の部屋と部屋の仕切り、あるいは室内と室外の仕切りにたてられる戸。平安末期に発生したもので、当時は襖や板戸、衝立なども含んで障子といった。現在では半透明の紙を張った、明かり障子のことだけを意味する。
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・仕様書(しようしょ)
設計図では表現しきれない施工上の指示事項について、文書や、数値で表した書類。ここに記載され指定される事項には、工事概要、施工の順序や方法、使用する材料や部品の品質・成分・性能・精度・メーカーなどがある。このような事項を仕様という。共通仕様書、特記仕様書、標準仕様書、略仕様書などがある。
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・上棟式(じょうとうしき)
柱が立ち、梁が架けられ、小屋組ができたとき、すなわち頂部にある棟木がのったときの行う神事。工事の無事完了を祈願する。棟上祭・建前とも言う。破魔弓、破魔矢などを飾り、小屋組の上から餅を投げて振る舞ったりする。神主、宮司を呼び、建物の四隅に酒や米をまき、そのあと、関係者に酒や食べ物を振る舞うことを直会(なおらい)という。
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・真壁(しんかべ)
壁の骨組みをつくる伝統的な方法。柱を壁の表面に出して仕上げる。柱と柱の間を結ぶ水平材である貫を通し、これにからませて壁の下地をつくる。壁は塗り壁にすることが多いが、布や板を貼ることもできる。和風スタイルの場合、柱の垂直な線と鴨居や長押の水平な線、さらに障子の線による直線的な構成が美しい。柱や梁が表面に出ているので、腐ることはない。湿度の高い日本の気候風土に適しているので、最近は洋風空間にも採り入れられている。

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・芯芯距離(しんしんきょり)
部材の中心を芯という。部材と部材の間の距離を芯から芯までの距離で示したものが芯芯距離である。木造骨組みの基準となる数値である。芯芯距離で計算した床面積は、実体としての有効床面積より大きな数値となるが、厚い壁の建築に比べ、木造建築では大差はなく、日本の建築では芯芯で床面積が示されてきた。「真真」とも書く。
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・芯ずれ(しんずれ)
柱の位置を示す基準線(柱芯)から少し柱の位置をずらすことをいう。部屋の細部の意匠を決める際に柱の見え方にこだわるための作業。このような微調整が可能なことが、在来工法の特徴でもある。
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【す行】

・数寄屋造り(すきやづくり)
格式のあるつくりを変化させてさまざまな創意工夫を持ち込んだつくり。書院造りから離れた茶室にその起源がある。小さな空間での遊び心、わびさびの表現などに特徴がある。
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・筋かい(すじかい)
側壁部分に取り付けられた斜め材のこと。伝統的木造構法では、斜め材は取り付けないのが通例であったが、1923年の関東大震災で日本古来の構法が多数壊滅したことから、斜め材によって水平力を受け止めることが重要視され使用することが奨励された。「筋交い」、「筋違い」とも書く。
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・簀の子(すのこ)
竹や板などを、隙間をあけて張ったものの総称。割竹、丸竹、小幅板で作った濡れ縁や室内の床の総称。または割竹や小幅板を張り並べたもの。浴室の洗い場や台所の流しなどに使われる道具。
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【せ行】

・背割り(せわり)
柱材などの裏側に入れた割れ目のこと。年輪の芯の部分を持つ角材は乾燥することで表面に割れ目ができることから、見える部分に使う材は正面から隠れる部分にあらかじめ芯まで届く割れ目を鋸(のこ)などで入れる。木の収縮で元に戻る力を封じるために楔(くさび)を打っておく。
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【そ行】


・雑巾摺り(ぞうきんずり)
床板と壁面、柱面とが接するところに取り付けられる薄い部材。壁や柱面の保護と、室内の仕上がり寸法の調整のために付けられる。掃摺り、雑巾留め、ともいう。
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・造作材(ぞうさくざい)
建物を支える構造体以外で、部屋の仕切りや開口部の回り、階段、造り付けの家具類、床の間などに使われる木材のこと。寸分の狂いのない仕上がりを求めて、材料を選び、加工して、簡素な意匠をもった和室ができる。造作材を取り扱う造作大工には、特別な技量が要求される。
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【た行】

・大黒柱(だいこくばしら)
家の中心部にあって、屋根を支える横架材を四方から受けとめる柱。構造上たいせつな柱で直径の大きな材が用いられる。桃山時代から江戸初期にかけてみられるようになった。その存在感から信仰の対象ともなり、大黒様として民家にひろまった。
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・太鼓張り(たいこばり)
内部を中空構造にした建具などの作り方の一種。建具や可動間仕切り壁などにおいて、太鼓のように骨組みの両面に板や紙を張り、内部を中空構造にしたもの。障子の両面を張ったものは太鼓張り、襖(ふすま)の縁を付けないで張りくるんだものを太鼓襖と呼ぶ。
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・耐力壁(たいりょくかべ)
建物に加わる水平方向の力に抵抗する役割をもった壁。地震などで地面が振動して、建物に水平の力が作用する際に有効である。開放的な空間をつくろうとすると、この役割をする壁が少なくなりがちで、弱点となることが多い。
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・高さ制限(たかさせいげん)
建物の高さを規制すること。住居専用の地域では、絶対高さが10mまたは12mに定められている。前面道路の広さに対応した道路斜線制度、隣地への日当たりを配慮した北側斜線制度もある。
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・三和土(たたき)
敷き固められた土で仕上げること。またはそのような仕上げの床。使われる土は、叩き土といわれ、る。この土は赤土・砂利・風化花崗岩などに、石灰やにがりなどを水で練り込み、上から叩いて固める。乾燥すると硬化する。玄関まわりや勝手口の土間、古くは台所や浴室の土間などに使われた。三河から出産する土を使ったものを三州叩きという。
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・畳縁(たたみべり)
畳表の長手方向の縁をイグサと直交して縁どっている布のこと。縁には絹、麻、木綿、化学繊維などが用いられ、色は黒、紺、茶、柿、納戸、鶯(うぐいす)、鼠色のほか、繧繝(うんげん)模様のものがある。古代や中世では身分の指標として使われていた。畳表の目の幅の一部が畳縁の下に隠れたものを半目、小切目という。すべて隠れたものを丸目、大切目という。
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・畳寄せ(たたみよせ)
畳と壁が接する部分を埋める細い横木。柱、床、壁の間の隙間の仕上げ材となる。畳の縁、塗り壁の裾を保護する役割にもなる。
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・建具(たてぐ)
障子、襖、戸、扉など、開口部に付けられた取り外しのできるものの総称。建具を取りはずすと、柱、梁、屋根という骨組みだけが残る。建具の良否が住まいの機能を左右する。建物外部に取り付けられるものには、防水、防火、防犯の役割もある。
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・建前(たてまえ)
土台を基礎に取り付け、その上に柱を建て、梁を架けて、屋根を組み、棟に横木をのせるまでの作業をいう。ここで使われる部材は下拵えしておく。
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・田の字型(たのじがた)
近代民家の平面形式のひとつ。4室を田の字型に配置した間取り。日本の中層農家ではこの平面形式がもっとも多く用いられていた。4間取りともいう。
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・垂木(たるき)
屋根の勾配に沿って屋根の構造部材取り付けられ、屋根面の下地となる角材。垂木の割り付け法を垂木割りというが、一般的には一辺40〜45oの角材を450mm間隔で並べる。この上に板を張りさらに屋根材がのせられる(→小屋組)
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・断熱材(だんねつざい)
家の外部の寒さや暑さが内部に伝わらないように、あるいは内部の温度が外部に逃げないように、壁内や床下、天井裏にいれる材。コスト面でグラスウールがもっとも多く使われているが、最近では環境の配慮から、炭化コルク、セルロースファイバー、木質繊維系など、天然素材系の断熱材が注目されている。
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【ち行】

・千鳥(ちどり)
部材の並べ方の手法のひとつ。互い違いに折れ曲がって2列に並べる。ひもなどを掛けるときの千鳥掛け、釘などを打つときお千鳥打ちなどがある。
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・長寿社会対応住宅(ちょうじゅしゃかいたいおうじゅうたく)
住み慣れた家で、加齢の変化に対応しながら日常生活の健康と安全性を確保していける家を目指した住宅整備の目標。建設省が1995年に策定。部屋の配置、段差、手すり、通路・出入口の幅員、床・壁の仕上げ、建具、設備、温熱環境、収納スペースなどについての指針がある。
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・丁番(ちょうばん)
開き戸、開き扉を開口部枠に取り付ける金物の総称。蝶番、ヒンジと同意。彫り込み、隠し軸吊り、ピン、フランスなどの種類がある。
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・散り(ちり)
余りの部分。柱と柱の間の壁に壁土を塗るとき、柱の表面から少し奥まった所に壁面がくる。このときの壁の上下左右にある木部と壁面との段差を散りという。
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・散り決り(ちりじゃくり)
塗り壁面と柱などの木部との接する所で、木部を溝状に削り取ること。この溝の中まで壁土を塗り込む。隙間をなくし、材料の収縮にも対応するために行う。
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【つ行】

・ツーバイフォー工法(つーばいふぉーこうほう)
日本在来の柱・梁という軸組工法と異なり、木材でつくった枠組みに合板を打ち付けて板状にした材を用い、壁、床、屋根などを作る組み板工法のひとつ。北アメリカで発展。主な材の断面が2インチ×4インチであることからツーバイフォーと呼ばれる。
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・束(つか)
横架材を下から支える、短い柱のように垂直に立てて使う角材。床下地を支える床束、屋根下地を支える小屋束などがある。
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・使い勝手(つかいがって)
便利な使い方の程度。使いやすい通常の方法をいう。右側から道具を使うのを右勝手、左からが左勝手という。台所の調理台・流し・レンジの並べ方、型引き戸の開け方などにも、右と左の勝手がある。勝手違いは通常の使い方と異なる状態をいう。
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・継手(つぎて)
部材同士を長手方向に継ぐ場合の接合方法をいう。継ぎ合わせる部分が長いほど、強度的には有利になるが、材料と職人の仕事量(手間)が割り増しになる。継ぎ目が見えないよう、また単純にみせるのが上級の仕事とされる。蟻継ぎ、鎌継ぎ、追掛け大栓継ぎ、金輪継ぎなどがある。
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・角柄(つのがら)
開口部の枠の角で、部材が上下あるいは左右に枠から突き出た部分のこと。突き出る長さは枠材の幅の1・2〜1・5倍とされている。縦角柄、横角柄などという。
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・坪庭(つぼにわ)
住居内の四方を建物に囲われた、小さな庭。密集した住宅地ではこの庭から光が入り、風が吹き抜ける。植栽をして建物内の小自然を演出する。中坪(座敷坪)、奥坪(蔵前坪)などの呼び方もある。
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・妻(つま)
正面に対する側面をいう。妻飾り、妻戸、妻梁などの言葉がある。妻に対し正面のことを平という。
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・妻入り(つまいり)
建物の妻側に出入口がある建築様式。和風住宅に見られる切妻屋根、入母屋屋根の両端の三角形になった壁面の側(妻側)に出入口がある場合をいう。寄棟や陸屋根では、平面の短辺の側に出入口があることを指す。平入りに対する言葉。
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【て行】

・定尺物(ていじゃくもの)
規格寸法どおりの材料のこと。市場で売買されている材木の寸法は、日本農林規格(JAS)により製材の基準寸法が決められている。この規格寸法をもとに建物の部位の寸法を決めると無駄なく材料が使える。柱材の標準の長さは、3000、3650、3800、4000mmである。
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・出隅・入隅(ですみ・いりすみ)
二つの壁面が交差したところにできる外側の隅部のことを出隅。内側に出来る隅を入隅という。両方向からの材料が接する部分に、隙間ができることから、その隙間を埋める柱や板材が取り付けられる。
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・手間(てま)
仕事に費やす労力や時間。大工手間などという。在来工法では、いいものの評価基準として、「一に格好、二に材料、三に手間」といい、手間のかかった仕事が評価される。
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・照り起り(てりむくり)
照りは上に反り上がった曲面をいう。反りともいう。これとは反対に上方向に対し凸型に湾曲している曲面を起りという。瓦屋根には照りが、草葺き屋根には起りがみられる。神社仏閣の屋根は照りと起りが入り交じる。
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・天袋・地袋(てんぶくろ・じぶくろ)
天袋は、天井に接する高さで造り付けられた袋戸棚のこと。床の間の脇の違い棚の上部や押入の上部に付けられる。和室では貴重品や季節の飾り物の収納場所として使われている。床と同じ高さにある、引き違いの戸のついた物入れとなる袋戸棚のことを地袋という。出窓の下や飾り棚の下に設けられる。和室の数少ない収納場所となって便利である。本格的な床の間では、床の脇につくられる。
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【と行】

・胴差(どうざし)
2階建ての骨組みで、1階と2階の中間にあって、1階の柱の頭をつなぎ、2階の柱の足もとを埋め込む横架材。この材に2階の床の骨組みが取り付く。構造材として主要な部材なので、できるだけつなぎ目のない1本ものを使う。つなぐときは追掛け大栓継ぎなどの強固な継手とする。断面寸法は使用されている柱より小さくならないようにする。
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・動線(どうせん)
住宅内を人が動く経路。家事労働での疲労を軽減するために、関連のあるものを一か所に集めて短縮する。住宅内を回遊できる動線は建物を広く感じさせる。家具配置で動線を妨げないようにする。
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・棟梁(とうりょう)
大工職人をまとめて住宅工事を執り行う職能。大工の親方、町の工務店の経営者。江戸時代では、高度な技術をもった職人集団の長で、身分も高く、幕府には大棟梁の職があった。
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・通し柱(とおしばしら)
2階建ての場合、土台から軒まで延ばした1本柱のこと。建物の骨組みを一体にする役割がある。建物の四隅などに置かれる。1辺120mm(4寸)角の材が多く使われる。建登せ柱ともいう。
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・通り芯(とおりしん)
柱などの構造材の並び(通り)を示す線(芯)。二次元で表記され、原則として記号と数字で表すことにより、一つひとつの柱の位置がわかるようになっている。
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・床の間(とこのま)
座敷の上座に取り付けられた、一段高い床。座敷の広さや用途によってしつらえが異なるが、東または南向きが基本である。書院造りの座敷に格式を備えてつくられたものが本床とされ、畳1枚以上の広さで、床の両脇にそれぞれ書院と違い棚(床脇)をもつ。板だけの床をもつ踏み込み床、掛け軸のためのしつらえだけをした織部床など、本床を自由に略した略式床もある。
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・戸決り(とじゃくり)
戸が接触する縦枠の面に凹凸を付けて、戸を閉めたとき密着密閉するようにした仕掛け。縁側の雨戸やガラス戸などのように、1本の溝に戸を並べて閉めるとき使われる上等な細工。防犯効果もある。
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・土台(どだい)
柱の下端と緊結して水平方向の触れを止める部材。上部荷重を建物の基礎に均等分布させる役割もある。建物の基礎とアンカーボルトと呼ばれる金物で緊結する。また、地面付近にあるので、虫害や湿気による腐敗を防ぐために防腐処理を施すほか、耐久性の優れたヒノキ、ヒバなどの木材が使われる。側土台、間仕切り土台、火打ち土台などがある。
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・土庇(どびさし)
土間に架けられた庇。庇を支えるだけの捨て柱によって広い軒下ができる。捨て庇ともいわれる。
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・戸袋(とぶくろ)
雨戸を収納する外壁に取り付けられた箱。雨戸を一か所に重ねてしまっておくために、縁側や窓の敷居の端に設置される。妻板戸袋、柱建て戸袋がある。
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・戸襖(とぶすま)
片面に板、反対の片面に襖紙を貼った戸。破れやすい襖の欠点を補うことができる。防音効果も襖より高い。襖より重くなることが欠点。洋室と和室の間にあって、洋室側を板戸、和室側を襖にみせかけることができる。
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【な行】

・長押(なげし)
室内の壁にみられる、垂直な柱と柱の間を結ぶ水平方向の部材。当初は水平方向の耐力を得るための構造部材であったが、小規模建築では簡略化されたり、装飾化されたりしている。開口部の上端の高さにある内法長押が一般的であるが、天井長押、腰長押などもある。
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・海鼠壁(なまこかべ)
外壁の仕上げの一種で、堅瓦を壁に貼り、瓦と瓦の隙間に漆喰を塗りあげて接合する方法。防水性、防火性、防犯性に富む仕上げであることから、蔵の外壁仕上げに使われる。伊豆の下田地方、岡山県倉敷地上などの特徴ある建物ともなっている。建築の図面では「生子壁」とも書かれる。
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【に行】

・日影図(にちえいず)
太陽光線みより建物が落とす影を表す図。1日の時間の変化、季節等の条件の変化により生じる影の変化を図に描いたもの。日のあたる部分を描いたものを日照図という。
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・日本瓦(にほんかわら)
粘土を主原料として、混錬・成形・焼成した粘土瓦をいう。古代に朝鮮半島から伝えられ、寺院の屋根材として改良が進み、江戸中期より一般にも使用されるようになった。釉薬(ゆうやく)、燻し(いぶし)、無釉薬の製法があり、寸法は1坪当たりの葺き枚数(49・53・57・60・65枚)で表示される。土を載せた上に葺き方法と、下地の桟に引っかけて葺く方法がある。三州(愛知)・石州(島根)・淡路(兵庫)が三大産地である。水切り瓦・貼り瓦など側壁に使うこともある。
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・人工(にんく)
大工の仕事量を計る尺度として用いられる単位で、単位面積(3.3u)あたり1日に職人が関わった人数に換算した値をいう。人工数が大きいと、手間をかけた上級な仕事ということである。普通の仕事で3〜4人工、少し手間のかかった上級の仕事で7〜8人工となる。
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【ぬ行】

・貫(ぬき)
柱と柱の間に水平に通された部材。通常は桁までの間に30mmの厚さの板が3本入る。付けられる位置によって、下から順に、地貫、同貫、内法貫の名前がある。塗り壁の下地を作る細い横架材も貫で小舞貫といわれる。伝統的工法では柱の足もとを抜いて通す貫(足固め貫)や天井の位置に入れる貫(天井貫)などがある。
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・塗り壁(ぬりかべ)
土や漆喰塗って仕上げる壁。仕上げとなる土を塗るために、その下に素地をつくるための土を塗ることから厚い壁ができる。防火にも有効である。土には色のある各種の土が使われ、部屋の趣を変える。水を使い乾燥期間を要する湿式工法である。一般住宅では、土色を塗る西京壁、石灰を仕上げに塗った漆喰壁などがある。パルプなどの繊維質を混入した土壁もある。
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【ね行】

・根切り(ねぎり)
基礎をつくるために地盤面を掘り下げる工事のことをいう。掘作の形状は起訴の方式に関係する。柱の下のみを掘る壺堀り、土台に沿って長い溝を掘る布堀り、床下全部を掘るベタ堀りがある。固い地盤面では必要としない。
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・根太(ねだ)
床板を支える水平部材。木造建築において、床板を支えるために再下階の水平材である大引や、それ以外の階の水平材である床梁の上に直角方向に300〜450mmほどの間隔で架け渡した横架材。
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・練付(ねりつけ)
木目のきれいな材を薄い板状にして、ほかの部材の表面に接着剤で張り付けることをいう。こうすることにより仕上げ材としては使いにくい材を芯材として使うことができる。芯材には合板、ランバーコア、集成材などが用いられる。
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【の行】

・軒(のき)
開口部への直射日光をさえぎり、外壁に雨がかからないようにするために、屋根の先端を外壁面からさらに外に延ばした部分をいう。軒先の高さは室内からの天空の眺めを遮る線ともなり、高さによって座敷の趣が異なる。軒の仕上げには、軒裏の木をそのまま見せる化粧軒裏、軒裏に天井を張る軒天井、木部に漆喰を塗る塗り込め軒がある。蒸し暑い日本の夏に適合し、深い軒の出に保護された外部空間の気温上昇を緩和する。濡れ縁が夏は日陰となる程度の軒の出は欲しい。
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・軒桁(のきげた)
建物の長辺方向の外壁にある柱の頭をつないでいる横架材をいう。このことから柱頭冠木(はしらつなぎ)の名前がある。この長編方向を桁行きという。骨組みを固める主要な部材で、これに屋根をかたちづくる骨組みの部材が取り付く。断面寸法は柱以上とする。マツやスギが適合。地回り、鼻母屋ともいう。
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・野地板(のじいた)
屋根葺き材の下に使われる製材したままの板材。「裏板」ともいう。垂木の上に貼る。未仕上げの材を野材という。
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【は行】

・羽重ね(はがさね)
小さな材を重ねて少しずつ合わせるとき、下から上に順次、材を置いて少しずつずらしながら重ね合わせていく方法。鳥の羽根のような状態になり、雨水を内部に浸透させないように処理できる。天井板や下見板を張る場合に用いられる。
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・接ぎ合わせ(はぎあわせ)
板張りの床仕上げで板を敷き詰める方法。乾燥させた材料を、木表を上にして隙間のないように並べる。突きつけ、合い釘、相決り、本実(ほんざね)、雇い実(やといざね)、敷き目板などの方法がある。
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・柱(はしら)
屋根や2階床を支え、または室内の壁を構成する垂直に使われる部材。家のほぼ四隅に建てられ軒桁まで届く通し柱、土台から2階床を支える、あるいは2階床組から小屋組を支える管柱、壁の内部にある間柱などがある。また仕上げ材として木肌をみせる化粧柱がある。装飾として取り付けられる柱には、正角材を半分にした半柱、銘木を使った床柱、集成材を使った付け柱、各種の面取りをした柱、丸太柱の皮を残して製材した面皮柱などがある。
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・柱割り(はしらわり)
建物の基準寸法を柱と柱の間隔で決める方法。畳の寸法を基準とするより建物全体の寸法が合理的に処理できることから普及した。柱の間が1間(6尺)とすると、畳の大きさは1760×880mmとなる。これは田舎間あるいは江戸間といわれる。
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・端欠け(はっかけ)
部材表面の一部を欠き落として、目に見える部分を小さく薄く見せる方法。和室の壁に見える角柱や、天井の周りにくる角材を、一部分だけを表面に残して、残りの大半が仕上げ材の下に隠れてしまうように細工することで、繊細な細い線で室内が構成させる。
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・鼻隠し(はなかくし)
軒先に出てくる、屋根を支えて並んでいる垂木の木口を隠すために、軒先に打つ横板。伝統的な和室の様式ではみられない。
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・幅木(はばき)
床と壁が接するところの隙間を埋め、壁の下部を保護するために取り付けられる板。高いもので120〜180mm、低いもので60〜80mm幅の板が使われる。
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・破風(はふ)
切妻屋根の妻側の端部に取り付けられた厚板。軒桁や母屋を保護し、装飾にもなる。社寺の屋根によくみられる。唐破風、縋る破風(すがるはふ)、招き破風などがある。
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・羽目(はめ)
板張り壁のことをいう。壁面に板を並べて、下地に止める。竪に並べたものを竪羽目、横に並べたものを横羽目という。外壁の場合は雨水の処理のためには横羽目の方がよい。
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・梁間(はりま)
長方形の平面をもつ木造軸組の、短辺方向の長さのこと。張間方向に対して、長辺方向を桁(けた)行き方向という。
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・バリアフリー住宅(ばりあふりーじゅうたく)
居住者に障害となる部分をなくすことに留意した住宅。段差などの障害物、住宅設備における安全性や使い方に対する建築的障害を取り除くことが、高齢社会化とともに求められている。国の住宅建築5か年計画による2015年目標では、バリアフリー住宅を全ストックの4割にすることが目標となっている。
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【ひ行】